コロヨシ!!
図書館戦争みたいなぶっ飛んだ設定なのに、抵抗なくのめり込んでしまった。嘘八百な世界だが360度回ると逆にリアルな世界に見える構成で一気に楽しる。「掃除」という武道を通して高校生の主人公が成長していく物語で、緻密な舞台背景と人間模様に血湧き肉躍る文句なしの作品だ。
いやー、久々に心を鷲づかみされた本だったなー。初めは武道をパロッたコメディかな?と思ったけど、とことんまじめでそれもその時代背景から、現代の世情と居留地まで設定して、いにしえの民まで導入し、「掃除」という架空の武道を微に入り細に入り肉付けし、あたかも存在するような気持ちにさせる。
それも現代の日本ではないのは、所々に出てくる地名で分かるので、どこかもう一つの日本が存在するような錯覚を受ける。この別世界の日本がフィクションなのに、何故かリアルというアンバランスな構成が心地よい。
そして青春群像とスポーツを通した葛藤が、真っ向勝負な筋立てとなって描かれていく・・・。厳しくて奇妙な練習、親友とライバル、師匠と謎の管理官、父との確執、幼い日の祖父との練習、そして仄かな恋心等々、もうこれでもか!という流れでぐいぐい読ませていく。
そんな架空の日本と武道を通した構成にSFっぽい匂いも漂わせて、思いっきりオヤジの琴線に触れまくった作品だった。
単純なスポ根でないのが、この作品の面白さでもあり、醍醐味でもあるんだ。本当に面白かった。
いやー、久々に心を鷲づかみされた本だったなー。初めは武道をパロッたコメディかな?と思ったけど、とことんまじめでそれもその時代背景から、現代の世情と居留地まで設定して、いにしえの民まで導入し、「掃除」という架空の武道を微に入り細に入り肉付けし、あたかも存在するような気持ちにさせる。
それも現代の日本ではないのは、所々に出てくる地名で分かるので、どこかもう一つの日本が存在するような錯覚を受ける。この別世界の日本がフィクションなのに、何故かリアルというアンバランスな構成が心地よい。
そして青春群像とスポーツを通した葛藤が、真っ向勝負な筋立てとなって描かれていく・・・。厳しくて奇妙な練習、親友とライバル、師匠と謎の管理官、父との確執、幼い日の祖父との練習、そして仄かな恋心等々、もうこれでもか!という流れでぐいぐい読ませていく。
そんな架空の日本と武道を通した構成にSFっぽい匂いも漂わせて、思いっきりオヤジの琴線に触れまくった作品だった。
単純なスポ根でないのが、この作品の面白さでもあり、醍醐味でもあるんだ。本当に面白かった。
この記事へのコメント
思わず引き込まれる小説でした。
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