そして、バトンは渡された

年をとってくると、本の読み方も変わってくるのだな。一昔前の自分なら、10代が主人公の本ならば、羨みながら、青春をやり直したい、感じたいと思って読んでいた気がする。なにせ、自分の10代なんて黒歴史そのものだったし。

それが、社会的にお勤めがほぼ済んだ年齢になってくると、主人公に関わってくる周りの登場人物へ共感(ツッコミ)したほうが、安心するな。その中で、自分のために生きるのではなく、自分以外のために生きる、それが親子、恋人、社会へとつながっていくんだろうけど、10代で見たあのアニメのセリフ「あなたには守るべき人も守るべきものもないというのに」を思い出させたよ。

子育てを終え、ローンも終え、仕事も先が見えてきたオヤジには、これから死ぬまで自分のため以外の生き方って、ウィズコロナの時代に余計その頃合いが見つけ出しにくくなってきたな。

そして、バトンは渡された (文春文庫) - 瀬尾 まいこ
そして、バトンは渡された (文春文庫) - 瀬尾 まいこ

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